−開幕−
三方を深い山に囲まれた東北の小さな港町『風岸町』。
これといって大きな産業もなく観光スポットもない静かな田舎だった。
唯一、特色のある建物といえば山のふもとにある刑務所くらいのものだ。
そんな田舎町で、人目を避けるように非合法な人体実験が計画されていた。
だが、その実験が開始される前日の深夜にトラブルが起きる。
風岸町は一夜にして壊滅した。
――そして、囚人の岡松大悟がいつも通りに起床する。